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基本方針
活動方針

【令和4年度 活動方針】

 新型コロナウイルス感染症による影響がすでに2年以上続いています。これほど長期に渡るとは思いもよりませんでした。いつまでこの状態が続くのか、先行き不透明な状況です。
 このような中、令和3年度全日本音楽教育研究会全国大会八戸・三戸大会が初めて誌上発表という形で開催されました。大会誌を拝見させていただきましたが、これまで積み重ねてこられました授業研究の深さを強く感じ取ることができました。特に令和元年度東京大会の成果と課題を受け、3つの視点に沿った研究を進めてくださったことに、心より感謝申し上げます。この大会誌が全国の先生方の今後の授業改善の糧となるものと確信しています。
 さて昨年度4月から新しい学習指導要領での教育活動が始まりました。そして全面実施2年目の今年度は授業内容の充実が求められます。
 音楽科の教科の目標は、音楽的な見方・考え方を働かせた学習活動によって、生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力を育成することです。音楽科の学習の多くが他者との関わりの中で行われることを大切にしています。他者との関わりの中で、その曲にふさわしい音楽表現を工夫したり、表現や鑑賞の学習において、一人一人が自分の考えを仲間と交流したり、話し合ったりしながら、他者の気付きを共有、共感することで学びは深まります。今こそ子供たちにとっての音楽科授業の意義、音楽科の授業で目指すものは何かを考えながら授業を創っていくことが大切です。子供たちが音楽のすばらしさ、仲間と音楽の学びの楽しさを感じ、豊かな人生を、音楽を愛好する生活と共に切り拓いていけるよう日々努力していきましょう。
 今年度の全日本音楽教育研究会全国大会は山口市で開催されます。現在対面開催を目指して準備が進められています。実に3年ぶりの大会となります。「楽しむっちゃ!音楽〜響き合おう感動のきずなで〜」を大会主題として、中学校4本の公開授業、ワークショップ、記念講演、記念演奏が予定されています。久しぶりに全国の先生方が集い、学び、語り合いましょう。今年度も全日音研中学校部会が全国の先生方の実践を繋ぐ役割を果たしてまいります。
 いつの日か子供たちがマスクをとって、笑顔で音楽を楽しむ日が来ることを信じて。


中学校部会では主な活動として次の内容を示します。

1. 新しい教科目標のもとでの音楽科授業実践の工夫について
  情報収集と発信を行う。

(1)各支部の情報の収集を行い、授業実践の工夫を迅速に全国に発信する。

(2)「全国中学校音楽教育要覧」の発行、会報の発行、
   インターネット等を活用した情報の発信を行う。


2. 中学校部会各支部や各校種の部会等と、課題共有を図る。

(1)6月の全国理事会をオンラインで開催し、
   多くの参加者と意見交換を行い、状況を共有する。

(2)全日音研本部の「部会長・事務局長合同定例会」での情報をお知らせして
    課題を共有していただく。


3. 全国大会開催県である山口県大会実行委員会と連携を行う。

・第二次案内の全国データ配信を行い、各支部の協力を得る。


4. 「コロナ後の全国大会開催に向けた全国大会ガイドライン策定」
  について本部と連携し、持続可能な全国大会の在り方を探る